病気の疑い
がんは、がん細胞が異常に増殖し、浸潤や転移※することによって正常な周囲の組織や離れた場所の組織に影響を及ぼしながら進行します。そのため、できるだけ早く発見し、早期に治療を開始することがとても重要です。近年では、検査・診断技術の進歩によって、早期発見が可能となり、自覚症状がないような初期の段階から治療できるようになりました。
がんの年次推移によると、1993年から2011年にかけて、がんの5年相対生存率(治療によって5年後に生命を救えている確率)は、多くの部位で上昇傾向にあることが示されています1)。
また、初期のがんでは自覚症状がないことも少なくないため、厚生労働省はがん検診を推奨しており、いくつかのがんでは無料の検診を受けられます※。
(公開:2022年8月)