1. 自分らしい人生と治療のために~A compass for life with cancer~のご案内

自分らしい人生と治療のために
~A compass for life with cancer~
のご案内

がんと診断されたとき・・・

突然自分らしい生活ができなくなったと感じ、受け入れがたく思うのも当然です。
怒りや悲しみでこころがいっぱいになって、どのように対処したらよいかわからなくなってしまうことがあるかもしれません。
これまで通りの生活を送ることが、体力的にも精神的にもつらくなることもあるでしょう。

そんな方のために、特定非営利活動法人キャンサーリボンズと共にこのノートを作成しました。
自分らしい人生を送るため、納得して治療やケアを受けるためのツールの一つとしてご利用ください。

こんなときにご利用ください

自分の治療を振り返ったり、これからの治療を考えたりするために

自分の治療について医療関係者と相談しつつ進めていくことが、自分にあった治療を納得して選択し継続するために大切です。治療について記録しておくことは、自身の治療や気持ちを医療関係者と共有するために役立つでしょう。

治療中に感じた思いや不安、支えになってくれた人・ものなどを書き留めておくために

書くことで目の前のできごとを整理しやすくなったり、これまでとは違う自分を発見できたりして、思いもよらない力がついてくるかもしれません。医療関係者に相談し、アドバイスを受けたら、それも記録しておくといいですね。

薬の副作用や体調の変化、
そしてそれらがどのような影響をもたらしたかを記録しておくために

薬の副作用や体調の変化によってどのような影響があらわれるかは、人それぞれです。自分の変化や影響を記録しておくことは、医療関係者にきちんと伝えるためや、治療方法を選択したり、薬を変えるときに役立つでしょう。

自分の役割は何か、大切にしたい役割は何かを整理するために

治療を受けるにあたって、または薬の副作用や体調の変化などによって、これまで通りの役割を果たすことができなくなることがあります。自分にしかできない役割は何か、誰かに頼めそうなこと、後回しにしてもよいことはどれかを整理することで、役割分担についてご家族や周りの人と相談しやすくなり、自分の体・こころの負担が軽くなるでしょう。

これまでのことを振り返り、「自分にとって何が大切か」を見直してみるために

「自分にとって何が大切か」を見直し、治療に慣れてきたとき、治療が一段落したときに、自分が何をしたいのか、何をしてみたいのかを考えてみてください。

このノートの最後には、実際に患者さんに向き合っている看護師や、がんを体験された方の手記も掲載しています。自分のこころのうちや価値観などを整理する際のご参考になさってください。

がんと診断されたとき、治療を受けているときに、怒りや悲しみ、つらさを抱えていたら、まずはこころのままに過ごしてよいのです。そして、少し気持ちが落ち着いてきたら、自分のこころのことや、治療のこと、生活のことを整理してみましょう。急がず、ゆっくりと。
今は気持ちが落ち込んでいても、どの方の中にもきっと、自分らしい人生を見つける力、取り戻す力が備わっています。そのような力を引き出すために、このノートが少しでもお役に立てれば幸いです。

企画制作 特定非営利活動法人キャンサーリボンズ
 発行 武田薬品工業株式会社