病気の疑い

がんの自覚症状とは

がんの自覚症状(自覚症状ある? ない?)

がんの症状は、その種類やがんになった部位によって異なりますが、一般的に初期のころは自覚症状がありません。がんのかたまりが大きくなったり、正常な組織に影響を及ぼすようになったりしてから、下記のような症状があらわれることがあります。多くのがんでは、病気特有の症状はありません。

代表的ながんの主な症状

  • 大腸がん

    お腹の痛み・張り、しこり、便秘と下痢を繰り返す、血便など

  • 胃がん

    胃(みぞおち)の痛みや違和感、胸やけ、吐き気・嘔吐、食欲不振など
    (胃炎、胃潰瘍と同じような症状)

  • 肺がん

    長引く咳、痰など
    (風邪を引いたときに一般的にみられる症状と同じような症状)

  • 乳がん

    しこりやえくぼのようなくぼみ、痛み、乳頭からの分泌物、乳頭のただれなど

  • 前立腺がん

    尿が出にくい、排尿時の痛み、尿に血が混じるなど

  • 肝がん

    (肝炎に伴う)体のだるさ、食欲不振、黄疸など、
    (肝硬変に伴う)疲れやすさ、お腹の痛み・張り、むくみなど

  • 白血病

    貧血による息切れや動悸、血小板減少による鼻血や歯ぐきからの出血、発熱など

  • リンパ腫

    首やわきの下、足のつけ根などのリンパ節の腫れや圧迫感、倦怠感や原因不明の高熱(38℃以上)、食欲不振、体重減少、激しい発汗など

(公開:2022年8月)