1. 子宮頸がん検診について

検診

子宮頸がん検診について

対象年齢と受診間隔

子宮頸がんは20~40歳代の女性に多いとされ、そのため20歳以上の女性に対して子宮頸がん検診(2年に1回)が推奨されています1)

検査項目

子宮頸がん検診では、問診に加えて、視診と子宮頸部の細胞診・内診を行います。

視診

腟鏡という器具を使って、子宮頸部(子宮の入口)を直接観察する検査です。

細胞診

子宮頸部を専用の器具でこすって細胞を採取し、顕微鏡で異常な細胞がないかを確認します。

子宮頸がん検診とがんの確定

子宮頸がん検診の結果のみで、子宮頸がんであることが確定するわけではありません。また、「子宮頸部異形成」という状態で発見されることもあります。異形成は「がんになる前の状態」で、そのすべてががんになるわけではなく、一部が数年かけてゆっくりとがん化すると考えられています。

子宮頸がん検診で異常あり(がんの疑い)と判定されたら、精密検査を受ける必要があります。精密検査では、コルポスコープという拡大鏡を用いて子宮頸部を詳しく観察します。疑わしい部分があったらその部分の組織を採取して(生検)、がんかどうかを調べます(組織診)

  • がん検診の流れについては「検診」>「がん検診とは」のページをご参照ください。
  1. 厚生労働省「がん検診」(2023年2月22日閲覧)※外部サイトに移動します

(公開:2022年8月)