検診
胃がんは、50歳代以降の方に多いとされ、そのため50歳以上の方に対して胃がん検診(2年に1回)が推奨されています1)。また、胃部X線検査については、当面、40歳以上の方を対象に1年に1回実施可とされています1)。
胃がん検診では、問診に加えて、胃部X線検査または胃内視鏡検査を行います。
レントゲン検査とも呼ばれ、胃をふくらませる発泡剤と造影剤であるバリウムを飲んでいただき、胃の粘膜の状態を観察します。
先端に小型カメラがついたチューブを口または鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察する検査です。検査しているときにがんが疑われる部位があった場合は、その場で組織を採取すること(生検)もあります。
胃がん検診の結果のみで、胃がんであることが確定するわけではありません。胃がん検診で異常あり(がんの疑い)となったら精密検査を受ける必要があります。
精密検査では、一般的に胃内視鏡検査を行い、疑わしい部分があった場合は、その部分の組織を採取して(生検)、がんかどうかを調べます(組織診)※。
(公開:2022年8月)