1. アドバンスケアプランニングとは

病気との共生

アドバンスケアプランニングとは

アドバンスケアプランニングとは

万が一のときに備えて、大切にしていることや望む医療・ケアなどについて、患者さんが前もって考え、患者さんとご家族が医療関係者と共に話し合い、共有する取り組みのことをアドバンスケアプランニングといいます。
厚生労働省では、より馴染みやすい言葉として、アドバンスケアプランニングを「人生会議」という愛称に変えています。

アドバンスケアプランニング(人生会議)で大切なこと

  • 自分らしく生きることを目的として、患者さんの意思決定を支援する
  • 患者さんの意思決定能力が低下する場合などに備えて、あらかじめ準備しておく
  • 病気のことだけでなく、患者さんの意向、価値観、人生の目標、治療や療養に関する意向や好みなどについて話し合う
  • 患者さんご自身では判断できなくなったときのために、代理決定者を選んでおく
    代理決定者とは、患者さんが信頼でき、代わりに話し合ってもらいたい・決定してもらいたいと考えている人または人々のこと
  • 意思は変わることがあるため、患者さんの体調や環境の変化、人生の節目などのタイミングで繰り返し話し合うことが大切
  • 話し合いの内容は記録し、共有しておくことが望ましい

(公開:2022年8月)