それぞれに誇れるもの・大切なものがあるはず
だから、ご自身も大切に、わがままにしぶとく生きて
多くの患者さんを励まし続けてきた洋平先生が、今回、お二人のがん患者さんを訪ね、日々の暮らしや生き方に触れながら、自らの体験などを共に語ってくださいました。
洋平先生が訪ねた患者さんのプロフィールを簡単にご紹介しましょう。
一人目は、2015年に両肺にがんが見つかり、現在は経過観察中の三木 正裕さん(73歳)です。
以前中華料理の料理人として腕を振るっていた三木さんですが、現在は“おやじの秘密基地”と称するご自宅のガレージで、元常連客やお仲間に趣味で豚まんを振る舞う生活を送っています。三木さんを豚まん作りに駆り立てているものは何なのでしょう。そしてそれは、どのように生きる意欲につながっているのでしょうか。
お二人目は、北口 智子さん(58歳)。
北口さんは2020年に右肺と肝臓にがんが見つかり、現在も治療を続けています。
発病前は、職場でも家庭でもご自身のことは後回しにして、まわりの人のことを優先していた北口さん。
そんな北口さんを、“無理はしない”“自分本位で生きていこう”と変えたのは何だったのでしょう。また、北口さんを身近で見ていたご主人にはどのような変化があらわれたのでしょうか。
病気前後でご夫婦の日常はどのように変わったか、語ってくださいました。
三木さんが洋平先生に最も聞きたいこと―
“緩和ケアで先生が診ておられる患者さんたちは何らかの楽しみとかワクワク感みたいなものを持って治療に向き合っておられるのか?”
北口さんが洋平先生に最も聞きたいこと―
“自分が苦しい状況の中、どうしたら他者を励ますことができるのか?”
洋平先生はどのように答えたのでしょう。
ぜひ、このドキュメンタリーを観て、ご自身なりのヒントを見つけてください。
がんと向き合い、そして生き生き暮らしている洋平先生と患者さん。
その対話の先に見えてくるもの―
―きっとそれは、同じようにがんと向き合っている患者さんやご家族の、明日を生きる力と勇気になるはずです。
このドキュメンタリーは、すべての患者さんとご家族に贈る“エール”です!