セカンドオピニオンとは、患者さんの疾患に関する、現在の主治医以外の医師によるもう一つの見解のことです。
厚生労働省の「平成23年受療行動調査」(がん患者さんのみを対象とした調査ではありません)によると、セカンドオピニオンの存在を知ってはいても、入院患者さん、外来患者さんともに「受けたことがない」患者さんが約60%と多い一方で、「受けたことがある」患者さんの約80%が「受けてよかった」と回答しています1)。
納得して治療を受けるための手段の一つとして、セカンドオピニオンを受けてみるのもよいのではないでしょうか。
がん診療連携拠点病院等を中心に、セカンドオピニオン外来を設置している医療施設が全国にあります。オンラインでの受診が可能な施設もあります。各施設のサイトに、セカンドオピニオン外来の受診の仕方が掲載されていますので、確認の上受診してみましょう。ただし、セカンドオピニオン外来は基本的に公的医療保険が適用されない自費診療で、病院によって費用が異なります。
(公開:2021年3月)